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              | 胎児ドック |  
              | 妊娠・出産に際して、赤ちゃんに何らかの異常がみられるのは一般的に数%と言われていますが、高齢出産の場合はその確率が上昇します。妊娠中に赤ちゃんの異常を調べるための検査が胎児ドックです。胎児ドックは胎児スクリーニング検査とも呼ばれています。
 
 胎児ドックでは妊娠時期(週数)により受けられる検査が異なり、検査の種類により分かることや、診断の確実性が異なります。
 
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              | 検査内容 |  
              | ◎NT検査(Nuchal Translucency)  11-13週 NT検査はエコー(超音波診断装置)を用いて、胎児の首の後ろにあるむくみの厚さを検査します。通常よりもむくみが大きい場合には、染色体異常等の可能性が高くなります。また、妊娠 14 週以降になれば、むくみが消失することが多いため、それまでに検査を行います。
 
 ◎クアトロテスト  15-17週
 クアトロテストは、母体の血液中に含まれる APF、hCG、uE3、InhibinAという物質を測定し、ダウン症(21 トリソミー)、エドワーズ症候群(18 トリソミー)、神経管閉鎖障害の可能性を算出します。
 
 ◎NIPT検査
 新型出生前診断ともよばれています。母体血を用いてダウン症、18 トリソミー、13 トリソミーの可能性を調べます。大学病院等、検査可能な施設が限られており、当院では実施しておりません。
 
 ◎羊水染色体検査  15-18週
 お腹から針を刺して、羊水を採取して検査します。赤ちゃんの染色体を調べるため、きわめて高い精度で診断ができますが、これは染色体異常の有無を調べる検査であり、その他の異常は発見できません。
 侵襲的な検査であり、出血、破水の危険性もあります。また、ごくわずかですが、流産に至る可能性も指摘されています(1-3/1000程度)
 
 ◎胎児超音波スクリーニング検査  20-30週
 胎児超音波スクリーニング検査はエコー(超音波診断装置)を用いて、胎児の発育状況、心臓等各臓器の形成状態を確認します。ダウン症等染色体の異常を見つけるための検査ではありません。しかし、染色体異常症例では心臓等の奇形を合併することも多いため、発見のきっかけになることも多い検査です。
 検査時の胎児の向き、母体の体型等様々な要因によりすべての異常が発見できるわけではありません。
 
 
 
 これらの検査は胎児の異常を早期に発見し、出生後すみやかに必要な治療を開始する事を目的としています。
 
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